統計的信号処理論
開講時期 | 2024年度 後期 |
---|---|
担当教員 | 国際高等教育院 教授 林 和則 |
授業情報 |
(群) 院横断 (分野(分類)) 統計・情報・データ科学系 (使用言語) 日本語 ※情報学研究科 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 |
授業の概要・目的 |
信号処理は生の観測データから役に立つ情報を抽出するための理論的な枠組みである。信号処理の最も基本的な問題であり、かつデータ利活用の現場で最も直面することが多いと考えられる観測データから未知ベクトルを推定する問題を中心に、線形観測モデルの逆問題を考えるアプローチやベイズ統計に基づく確率推論のアプローチなどについて、その理論的な背景から実際のアルゴリズムまで解説する。具体的には、最小二乗法や最小平均二乗誤差推定、適応信号処理、アレイ信号処理、圧縮センシング、カルマンフィルタ、粒子フィルタ、確率伝播法、位相的データ解析などのテーマについて関連事項を解説する。 |
到達目標 |
各手法の理論的な基礎事項を十分に理解し、実際の問題に応用するための能力を身につける。 |
授業計画と内容 |
1. 信号の統計的性質の基礎:確率変数、確率過程、相関行列、ウィナーフィルタ |
履修要件 | 「微分積分学(講義・演義)A、B」および「線形代数学(講義・演義)A、B」、または「微分積分学A、B」および「線形代数学A、B」、および確率論基礎の内容を理解していることが望ましい。 |