京都大学国際高等教育院附属 データ科学イノベーション教育研究センター

menu

データ科学展望II

開講時期 年度 通年 集中
担当教員 国際高等教育院 教授 田村 寛
授業情報 (群) 院横断 (分野(分類)) 統計・情報・データ科学系 (使用言語) 日本語
(単位数) 1単位 (時間数) 30時間 (週コマ数)1 コマ (授業形態) 講義
(開講年度・開講期) 2023・通年集中 (配当学年) 大学院生 (対象学生) 全学向
(曜時限) 集中 8〜9月の金曜を予定
(教室) 未定
※情報学研究科 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。
授業の概要・目的

情報学研究科開講の「デジタル変容実践論」と兼ねた開講になる.
情報学研究科の学生はそちらを選択すること

2018年の経産省レポート「デジタルトランスフォーメーション(DX) レポート〜ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開〜」では、日本の経済発展におけるDXの必要性と現状・課題が報告された。しかしながら、2021年に公開された「DX白書2021年」では、日本の組織における硬直的な組織文化やレガシーシステムなどの既存の仕組が足かせとなり、必要な変化への対応が十分でないと報告されている。
Society5.0の実現による更なる経済成長や生産性の向上に向けて、社会全体のデジタル化が不可欠とされる。政府もデジタル庁の設置に代表されるように、デジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進している。DXにより、本来の業務が効率化される恩恵は大きい。本講義では、医療や教育等を例に社会におけるDXの現状・課題・解決の方向性について議論を深めることを目指す。

到達目標 社会におけるDXの必要性がどのように位置づけられ、実施にあたっての課題にはどういうものがあり、解決に向けた方策にはどのようなものがあるのか、を理解し説明できるようになること。
授業計画と内容

以下のような課題について、1課題あたり1〜2週の授業を8回(フィードバックを含む)で、必要に応じて学内外の専門家の意見も踏まえながら、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の現状・課題・解決の方向性について学ぶ。
開講にあたっては、受講生の所属するキャンパスの配置や受講形態にも配慮するとともに、対面授業以上に受講生間の活発な議論を期待し、一部同時双方向型のメディア授業で実施する。
1. 導入
2. 医療・教育におけるDX
3. 研究におけるDX
4. プロジェクトマネジメント
5. DXの評価【メディア授業:同時双方向型】
6. 社会におけるデータ【メディア授業:同時双方向型】
7. 社会におけるDX【メディア授業:同時双方向型】

なお、講義の進度・文科省のモデルカリキュラム等を反映して、内容・順序の変更や省略・追加を行うことがある。

履修要件 京都大学「統計入門」と同等(数理・データサイエンス認定プログラムリテラシーレベル)の単位を取得していること

Contact

〒606-8315 京都市左京区吉田近衛町69 近衛館202, 301, 302号室
Tel. 075-753-9691
E-mail : contact@ds.k.kyoto-u.ac.jp