情報科学基礎論
開講時期 | 2024年度 前期 |
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担当教員 | 情報学研究科 教授 山本 章博 情報学研究科 教授 鹿島 久嗣 情報学研究科 教授 河原 達也 情報学研究科 教授 西野 恒 情報学研究科 准教授 村脇 有吾 学術情報メディアセンター 教授 中村 裕一 学術情報メディアセンター 教授 森 信介 学術情報メディアセンター 准教授 近藤 一晃 |
授業情報 | (群)院共通 (分野(分類)) 情報テクノサイエンス (使用言語) 日本語 (単位数) 2単位 (週コマ数) 1コマ (授業形態) 講義 (開講年度・開講期) 2024・前期 (配当学年) 大学院生 (対象学生) 全学向 (曜時限) 火4 (教室)総合研究7号館講義室1 ※情報学研究科 の学生は、全学共通科目として履修できません。所属学部で履修登録してください。 |
授業の概要・目的 | 高度情報化社会である今日,至るところに蓄積される大量のデータを解析するための科学であるデータ科学は,学術全般・産業界のみならず日常生活の至る所に大きな変化をもたらそうとしている.データ科学の根幹である情報学・統計学・数理科学に対する基本的な理解,特に情報科学に関する基礎的知識は社会を支える広範な人材にとっての基礎的な教養である.本講義は,情報系・電気電子系学科以外の出身者が,情報科学に関する基礎的内容を修得することを目的とする. |
到達目標 |
情報系・電気電子系学科以外の出身者が、大学院での学修の基礎として、あるいは現代社会を支える人材として求められる素養としての情報科学に関する基礎的知識を修得する。 |
授業計画と内容 | 1. 計算機工学: ビット列によるデータ表現, 論理演算子と電子回路による実現, 組み合わせ論理回路と順序回路, 基本演算回路, 計算機アーキテクチャ 2. アルゴリズムとデータ構造: さまざまなデータ構造と探索アルゴリズム 3. 形式言語理論とオートマトン: 言語の形式的定義と形式文法, 正規文法と有限オートマトン, 文脈自由文法 4. パターン認識: パターン情報処理, ベイズ決定, 識別関数 5. 情報理論: 情報メディアの構造, シャノンの情報理論, 情報の表現・ディジタル化・符号化 6. コンピュータネットワーク: インターネットとは, ネットワークの階層モデル, IP と経路制御プロトコル, TCP における輻輳制御 7. 推論とプログラム: 推論の形式化, プログラムの理論 8. 人工知能基礎: 人工知能研究の歴史と発見的探索, 機械学習とデータマイニング入門 当該年度の授業回数などに応じて一部省略,追加がありうる. |
履修要件 | 本講義は、情報系・電気電子系学科以外の出身者を対象とした学部専門科目の概要紹介であるので、これらの学科の出身者は、本講義の単位を修得することはできない。もちろん、本講義の全部あるいは一部を聴講することは可能である。 |